
栗沢山は翌日の甲斐駒ヶ岳登山の前哨戦、ということで登りました。標高差700m程度とあったので、ここならば明日の体力を心配せずにいけるだろう、という目論見です。
ご存知の通り、甲斐駒ヶ岳と南側の仙丈ヶ岳の二座を二日で登るのがよくあるパターン。 仙丈ヶ岳ほどではないけれども、二日で二座登れなければ負けた気がする、という思いもありました。
しかしこれがなかなかの登りで……。 急登っぽいというのは下調べで知ってはいたのですが、初っ端から心折れかけていました。笑 実は僕、山歩きに限らず初めてのことに極端にナーバスになる向きがあり、なかなかペースはあがりません。
「明日の甲斐駒は無理かな…」
なんて思いながらトボトボ歩く。当然ペースは全然上がりません。
休む、という能動的なことではなく、足と気持ちが重さで止まる形での休憩でした。 ザックを置いてパッと顔をあげると目の前にはイワカガミのお花畑が。
ごく自然にわ〜✨っと声が出ましたよ。おじさんだけど笑
この時点で体力が1段2段回復したのが自分でも分かりました。
「イワカガミ先輩に呼ばれてここで止まったのかな」って本気で思いましたね。
実はこういう時ってエネルギー不足であることがほとんどなんです。登りはじめはどうもエネルギーが噛み合わないんですよね。 この日も朝食はとったのですがどうも少なかった模様。そういうことを思い出しながら行動食を口にしました。
今回はこのシャリバテ経験が功を奏しました。そう、翌日の甲斐駒ヶ岳です。
「行動食はきっちり摂ろう」 「スポーツドリンクをケチらずのんで糖分補給にもつなげよう」
と思い返させてくれたのでした。
急登あり、岩場鎖場ありの甲斐駒ヶ岳は僕にとって未知の山登りです。グレーディングも中級ということで、普段以上にナーバスになっていました。 こういう時は、頭にエネルギーが取られる分消耗も早い気がします。
実際に翌日登ってみて、食事・行動食の取り方で随分助けられました。
栗沢山のイワカガミに感謝です。
行動食の意味を体感した度
★★★★★★★
行ったら会えるを大切にしたい度
★★★★
一眼レフ持ち歩く体力が欲しい度
★★★★★
目に飛び込んできた度
★★★
リアルにわぁ✨って言ったから恥ずかしかった度
★★★